より詳しく知りたい方へ
全区間を地形及び推定交通量に応じ、A、Bの二段階に分けて、表-3のとおり設計基準を定め、これに基づいて計画しました。
A級規格は東京~八王子間及び京都~神戸間の推定交通量の大きな区間並びに平地地帯の区間において、B急規格は山地及び丘陵地帯の区間において適用し、後者においては特に最急縦断勾配4%、最小曲線半径300mと抑えて、山地地帯におけるスピード低下、貨物積載量低下を防止するとともに、超大型車又は電気自動車等の走行についても支障ないようにしました。このため、トンネルの数と延長の増加が避け難いですが、殊更これを避けることはしませんでした。
地形に応じて、ダブル・ウェイの採用を考慮しました。
斜線についてはいう迄もなく外側の2車線が緩速車線、内側の2車線が高速車線です。
表-3 中央自動車道設計基準
区分 | A | B |
---|---|---|
延長 | 195Km | 285Km |
道路幅員 | 22m | 18m |
舗装巾 | 7.5m×2 | 7m×2 |
中央分離帯 | 2m | 1m |
路肩 | 2.5m×2 | - |
橋梁巾 | 8m×2 | 8m×2 |
トンネル巾 | 8m×2 | 8m×2 |
車線数 | 4 | 4 |
最急縦断勾配 | 2% | 4% |
最小曲線半径 | 600m | 300m |
設計速度 | 120Km/時 | 100Km/時 80Km/時 |
- ※5Km以上の長大トンネルは幅員9m×1とする
- ※直3Km以上のトンネルには換気装置を附ける
- ※長大トンネル内60Km/時